感染症対策 ~野戦病院の設立~
今、コロナ対策で最も大事な対策は何でしょうか。さいとう健は14万人以上いる自宅療養者を一人でも減らすことだと思います。自宅療養の方は、いつ容態が悪化するかの恐怖におびえ、そのとき救急車が来てくれるのかと不安の極致にいます。また、家族に移してしまうのではないかとも。
これらの方々を自宅から切り離し、常時医療チェックしてもらえる野戦病院を何としてもつくりたい。米国のニューヨーク州では約1000床の臨時病院があります。英国ロンドンにも約4000床のナイチンゲール病院がつくられました。なのに、何故、同じ首都の東京ではできないのか。
問題は、医師と看護師がいないということですが、それこそ平時の発想です。全国には1学年1万人といわれる医学生がいます。看護学部の学生は6万人です。これら学生に1ヶ月ほどコロナ対策の研修を行えば、野戦病院で患者さんたちを見守り、応急措置をすることぐらいできるのではないでしょうか。患者さんたちからみれば、自宅にいるより、よっぽど安心です。
学生の勉強が遅れるということもありますが、それでも自分はやるという志の高い学生もいるはずです。今は有事、こういう野戦病院を是非つくりたい。
2021.09.30|考え方