『安倍政権の挑戦』~日銀新総裁とさいとう健~
安倍政権の改革は、アベノミクスだけではありません。実は、安倍政権は、日本が抱える多くの宿題に果敢に挑戦しております。しばらくの間、これらの改革の要点について、さいとう健の見方を交え、順次お送りしたいと思います。皆様のご意見を頂戴できれば幸いです。
国会同意を経て、新しく黒田東彦氏が日銀総裁に内定致しました。今回は、本論に入る前に、アベノミクスの要の人物ともいえる日銀新総裁とさいとう健の関係について少しご紹介させて頂きます。
実は、日銀総裁に就任する黒田東彦氏とさいとう健は、かつて共著を出版したことがありました。
1996年に研究社から出された「国際交渉―異文化の衝撃と対応―」という本がそれです。
編者が当時大蔵省国際金融局次長だった黒田氏で、さいとう健は、通産省米州課の若き課長補佐として、日米自動車交渉について分担執筆しております。23ヶ月も戦い続けたこの交渉は、おそらく戦後の日米通商交渉で最も厳しいものではなかったかと思います。
もう17年も前になりますか。今回改めて読み直しましたが、当時アメリカと激しくやりあったことを思い出し、感慨深いものがありました。
平成25年3月15日
環境大臣政務官
衆議院議員 さいとう健
2013.03.15|考え方