技能オリンピックについて
令和初めてのお正月です。良き時代にしたいものです。
今年は、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックです。日本が元気になる年にしたいと心の底から思っています。
ところで、技能オリンピックというのがあるのは皆さんご存知のことと思います。少し前までは、何とか君が技能オリンピックで金メダルを取りましたなんていうニュースがよく流れていましたが、最近見ないと思いませんか。
気になって調べてみました。
技能オリンピックは、二年に一度開かれる、言ってみれば、塗装とか板金とか現場力を競うような国際競技大会です。
2001年から2015年までを見てみますと、金メダル獲得数で、日本は一度だけ4位になりましたが、それ以外は全て3位以内に入っています。
ところが、2017年に異変が起こります。この年日本は、金メダル獲得数3個で9位に落ち込みます。1位はどこだと思いますか?なんと中国です。金メダル15個。2位はスイスで11個。3位は韓国の8個でした。
これは、一時的な現象なのかと思い、昨年2019年の同大会に注目しておりましたが、実は、日本は金メダル獲得数をさらに減らし2個しか獲得できませんでした。1位はやはり中国でさらに金メダル獲得数を増やし16個。2位はモスクワで行われたこともあり、ロシアで14個。3位はやはり韓国で7個でした。
さいとう健はショックでした。日本の強みはトップは必ずしも優秀でなくても、現場が強いから大丈夫だと、中国には現場の力では負けないと、なんとなく思っていたのですが、平成の時代にその大事な部分が崩れてきたのではないかと。来年の技能オリンピックをさらに注目したいと思います。