自由民主党 衆議院議員 さいとう健 Official Site

食育とは?

 さいとう健は、今、農林水産副大臣を拝命し、TPPや農協改革など転換期にある日本農業の行く末を決めるような農業政策に取り組んでいます。
 ところで、私たちが毎日食べるのが農産物なので、農業政策は、いかに食べるべきかの、いわゆる「食育」と密接不可分の関係にあると言えます。
 これまでこの月刊も固いテーマが多かったので、今回は「食育」という少しやわらかいテーマを取り上げてみます。

 <食育基本法で書かれていること>
 食育基本法という法律があります。その法律では、第一条の目的で、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための「食育」とうたわれています。
 つまり、「食育」は、健全な心身にも人間性にも必要だということなんです。そして、この法律の前文には、子どもにとっての「食育」が心身の成長や人間性の形成に大きな影響を及ぼすとされており、いかに「食育」が子どもにとって大事なのかが強調されております。

 <食育とは何か?>
 「食育」には、いろいろな側面があります。生活習慣病の予防などの食生活の改善や、食の安全への対応、日本型食生活の推進、食料安全保障、食品ロスの削減、和食の継承などなど。どれも「食育」によるきちんとした理解が大切です。
 特に、地産地消。自分の家の近くで、新鮮で、安全で、おいしい農作物が作られているということがいかにありがたいことか。ぜひ、多くの方々に認識していただきたいと思います。

 <日本型食生活とは?>
 この中から、今、農林水産省が推奨しております「日本型食生活」について紹介したいと思います。
 まず、日本型食生活とは何か。これは、「ごはんを中心に、魚、肉、牛乳・乳製品、野菜、海藻、豆類、果物、茶など多様な副食などを組み合わせ、栄養バランスにも優れた食生活」のことであります。
 ごはんを中心の食事にしますと、汁物や魚、肉や野菜などの組み合わせが行われやすくなり、自然とバランスが取れた食事になりやすいという面があります。別に、さいとう健が農林水産副大臣だからごはん食を勧めているわけではありませんが(笑)。
 さらに、主食、主菜、副菜の三つを何にしようかと意識するだけで、栄養バランスがとりやすくなります。これらに、牛乳・乳製品,果物を加えれば完ぺきです。もちろん、買ってきたお惣菜を組み合わせても構いません。さらには、一食単位や一日単位でバランスが取れなくても、数日単位でバランスを取るということでも構いません。
 要は、ほんの少し意識するだけで、ずい分バランスが取れるようになりますということです。
 字数の関係で、簡単な紹介になりましたが、詳しくお知りになりたい方は、ぜひ、インターネットで「食事バランスガイド」を検索していただけたらと思います。

 <最後に>
 できるだけ家族で食事をするという「共食」が大事であることは、「食育」の一つの要素でありますが、そうはいかないケースも、残念ながら多々あると思います。
 最後に、これに関連して、地元の活動でいたく感心した取り組みについてご紹介したいと思います。
 松戸の小金原での試みですが、「いつも一人でごはん食べるのつまんないな」とか、「お腹すいたけどうちに食べるものがないな」とか思っている子どもが、子どもだけでごはんを食べに来られる「子どものための食堂」がオープンしたのです。
 こういう子どもたちが増えているということは大きな問題であるわけですが、なんとか子どもたちのためにという思いで活動されている「こがねはら子ども食堂」をみんなで盛り上げていけたら素晴らしいなと、さいとう健はしみじみ感じております。


2016.04.01|考え方

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