税と社会保障改革をめぐる与野党協議
協議には、わが党も応じるべきだと、さいとう健は思います。
ただ、野党には民主党政権に対する疑心暗鬼があります。かつて谷垣総裁が、「さんざん使っておいて請求書だけ一緒に払おうというのは虫が良すぎる」と指摘しましたが、一理あると思います。
民主党は、この疑心暗鬼を取り除く努力をまじめにしているとは思えません。バラマキはやめるから一緒にやろうと何で言えないのでしょうか。そして、民主党が野党の時に、自民党が提案した与野党協議を拒否してきたことは間違っていた、本当に反省したと、なぜ言えないのでしょうか。
わが国の財政は一刻の猶予もならない状況にあります。民主党は、野党の疑心暗鬼を取り除く真摯な努力をし、自民党も、この問題で足を引っ張って得点を挙げようとしないで、双方が忍び難きを忍んで、国民の皆さんのために協議を始めることを、さいとう健は訴えていくつもりです。
平成24年3月1日
衆議院議員 さいとう健
2011.03.01|考え方