さいとう健の現在の仕事について
さいとう健の現在の仕事ですが、農林水産大臣を辞めた後、自民党の農林水産政策を決める最高幹部会(インナー)のメンバーとして、引き続き農林水産政策に関わってきております。また、自民党の通商問題を取りまとめるTPP・日EU・日米TAG等経済協定対策本部の事務総長も留任しており、ここでは、農林水産業だけでなく、自動車産業や中小企業などを含めたあらゆる分野の通商交渉を取りまとめる仕切り役を行っております。
加えて、昨年10月からは、憲法改正も担当せよということで、衆議院の憲法審査会の幹事と、自民党憲法改正推進本部副本部長を拝命しております。この憲法審査会というのは、他の国会の委員会と異なりまして、議員が質問して大臣が答弁するという進め方にはなりません。憲法担当大臣というのはおりませんから。代わりに、与野党の議員同士で議論するのです。そして、与党の幹事というのが、進め方の作戦を考えるのです。ですから、責任重大。さいとう健の一番神経を使う仕事となっております。
さいとう健は憲法は時代に応じて改正すべきとの意見であり、9条についても与野党で本当にこのままでいいのか議論すべきだと思っておりますが、憲法審査会のような公開の公式の場での議論になりますと、与野党ともになかなか本音は語れず、それぞれの政党の公式意見を述べ合うだけの場になりがちであります。
そうではなくて、それぞれの立場を離れ率直に話し合う場があればと思います。国の行く末、子や孫の未来のことを真剣に考えているのであれば、必ず意見の相違を寄せてくることができると、さいとう健は確信してます。
2020.01.07|考え方