力量ある、大きな政治を目指して。・・・決戦の年の年初に
今年(2009年)は、厳しい経済情勢での年明けとなりました。まさに、日本の政治の実力が問われる年です。
まず、経済対策。何よりもスピードが大事です。さいとう健は、経済対策では、与党も野党もなく協力し合うべきと改めて強く訴えたいと思います。
中小企業の方々の資金繰りをご支援する信用保証制度の充実、待ったなしです。零細企業の家に生まれ、資金繰りで苦労している両親の姿を見てきたさいとう健は、年度末に向けて、中小企業の資金繰りが本当に心配です。
雇用対策。さいとう健は、失業された方々への失業保険の充実、非正規雇用の方々を正規雇用に転換するための支援、そして、内定取り消しへの対策など早急に実行までもってゆくのが政治の責任だと考えます。
ですが、国会では、与党と野党の足の引っ張り合いです。ねじれ国会で対策の実行が遅れるのは必至です。
民主党と自由民主党・公明党が、少しでも自党に有利なようにと駆け引きを繰り返している間にも、企業は倒れ、失業が発生している実情を、一体現職の国会議員の方々は、いかに受け止めているのでしょうか。
昨年の11月号の「月刊さいとう健」でも主張させていただきましたが、たとえば、株価が1万円台を回復し経済が落ち着くまで、政治は休戦。与党と野党が協力して、次々と予算や法律を国会で通していくことはできないのでしょうか。それこそが政治の存在意義だと、さいとう健には思えるのですが。そして、無事経済が落ち着いてきたら、また大いにやりあえばいい。
定額給付金を除いては、中小企業対策や雇用対策の中身を見ても、与党と野党の対策はそう大きな相違のあるものではありません。その気になれば、すぐにでも溝は埋まるはずです。与党と野党が協力してどんどん国会を通していくとアナウンスするだけでも、株価にいい影響があるのではないでしょうか。
天下国家のために、国民の皆さんの生活を守るために、忍び難きを忍ぶような、大きな政治をすべきです。
今年は、必ず解散総選挙のある年です。政党と政治家の真価が問われる年です。さいとう健は、浪人中の身の上ではありますが、経済対策を党利党略のネタとしたり、与党も野党も相変わらず官僚に振り回されている政治の姿を横目で睨みながら、日本の政治の実情を憂えざるを得ません。
今、日本は、数十年に一度の転換期にあると、さいとう健は確信しております。人口が減り、高齢化が進み、アジア等のライバル諸国は台頭し、財政は火の車。新しい国に生まれ変わる位の転換を遂げない限り、この国の将来は危うい。
これまで、右肩上がりの人口・経済の下では、政治は、増えた果実をどう分配するかで力が発揮されてきました。言わば、分け前を決めるボスの役割を果たしてきました。小沢一郎氏に代表される先輩達は。
これからは、将来どうなるかをきちんと見据え、逆算して今何をなすべきかを導き出し、苦しくてもそれを実行してゆく、つまり、真のリーダーの役割を政治が果たしていかねばならないんです。
今や、過去から決別した新しい政治が必要なんです。自民党も民主党も。本当にこの国のことを思い、地域のことを思い、そして、国民の皆さんの生活を力強く守れる力量のある政治。さいとう健は、新しい、真に力量のある政治を目指していきます。
平成21年1月1日
さいとう健