ひきこもり対策
先日、さいとう健が座長代理を務めている、いわゆる「ひきこもり」の社会参画を考えるプロジェクトチームの提言が党内でまとまりました。昨年12月から13回にわたり、関係者からのヒアリングや議論を重ねてきました。
「ひきこもり」とされる方は115万人に上るとされ、それも若い方だけでなく、40歳から64歳までの方が61万人強と、幅広い年齢層に広がっています。さいとう健は「ひきこもり」問題に大きな関心を持って取り組んでおり、不安や生きづらさを感じている方やそのご家族の大変な日々を少しでも改善できないかと、プロジェクトチームを積極的に引っ張ってきました。
「ひきこもり」問題を自己責任と片付けてはならない、社会全体で取り組むべき課題だとさいとう健は考えます。その点を明確にし、多くの方の理解が広がるために、「ひきこもり」政策推進のための基本法を制定することを提言しています。その上で、全国の実態調査や支援策の総点検、官民や関係機関の連携強化による支援の徹底、家族支援体制の構築などを提言しています。
検討中、さいとう健が特に気になった点は、「相談した相手にかえって傷つけられた」という、関係者の方々の生の切実な声でした。なので、意見を強く申し上げ、提言には「心情を理解した上で本当に寄り添える良質な支援者を一人でも多く増やしていくことが何よりも大事だ」と明記されました。
先日、孤独・孤立対策担当大臣の坂本哲志大臣に提言書を申し入れました。総理にも申し入れをしまして、政府内に「ひきこもり」関係府省横断の会議を置く方向となりましたことは、予想以上の成果でした。政府において、今後前進が図られることに大いに期待しておりますが、生ぬるい対応になるようでありましたら、議員立法で基本法を策定するなど、政治主導で断固進めていく決意です。
(参考)「いわゆる「ひきこもり」の社会参画を考えるプロジェクトチーム」の提言をご覧になりたい方は、自民党HPの「ニュース→政策」にて「ひきこもり」と検索していただければと思います。