自由民主党 衆議院議員 さいとう健 Official Site

トピックス

今後数か月でさいとう健が成し遂げたいこと

 さいとう健は、理想を語ることも大事ですが、少しでも現実を実際に前に進めることを極めて重視しております。微力ではありますが、今後数か月で、何とか動かしていきたいことをご報告させていただきます。
 
 まずは、年末にかけての税制改正です。さいとう健は党の税制調査会副会長として、来年度の税制改革を取りまとめる立場にあります。来年度に向けては、例の所得税減税の在り方や賃金アップのための減税強化など、多くの課題を抱えておりますが、さいとう健は、特に、下手をすれば虎の子の成長産業が海外に流出しかねない事態を何としても回避するため、細かい話に聞こえるかもしれませんが、「戦略分野国内生産促進税制」の新制度創設に力を入れていきたいと思っています。
 
 また、これまでの法務大臣の仕事の延長として、来年度に向けて、大きな仕事が二つあります。
 一つは、技能実習制度と特定技能制度の見直しです。技能実習制度はこれまで、途上国の方々に技能を身に着けていただき、それぞれの国でそれを生かしていただこうという国際貢献として行ってきたものですが、実態は、下手をすれば、国内の安い労働力として劣悪な環境で働かされているという指摘がなされてきました。もちろん、全てがそうだとは申し上げませんが。
 そこで、制度を実態に合わせたものに改革し、技能の習得と日本の雇用確保といった目的の制度に変え、国際貢献の旗を降ろそうというものです。人口が減少し人手不足がますます深刻化する我が国の現状を考えますと、待ったなしの改革です。まだまだ難しい調整が必要ではありますが、来年1月から始まります通常国会において何としても成立させるよう力を尽くしていく所存です。
 
 二つ目は、離婚後の親権をどうするかという深刻な課題であります。現在はどちらかの親が親権を持つという、いわゆる単独親権でありますが、離婚の際に一方の親が子どもを連れ去って、もう片方の親がこどもに全く会えないといった事態が発生しております。こういった事態はこどもにとっても好ましくなく、離婚しても両方の親に責任を持たせる、いわゆる共同親権にすべきだという議論が長年にわたって議論をされてきました。いよいよその議論に決着をつけるべく自民党においても議論が煮詰まってまいりました。単独親権でいくべき、共同親権でいくべきというそれぞれの立場の考えも理解できますが、あくまでも、こどもにとって何がベストかの観点から結論を出し、できれば、来年の通常国会で法改正を実現できればと思っています。
 
 以上の二件につきましては、党の司法制度調査会長として党内の意見集約に力を尽くしてまいります。
 
 また、農政においても、ウクライナの侵略を契機に食糧安全保障への懸念が高まっています。現在、自民党においても、農政の基本法である、食糧・農業・農村基本法の改正を議論しておりまして、その中で、食糧安全保障についてもしっかり位置づけるとともに、具体的な政策の立案も順次取り進めています。さいとう健は、現在自民党農政の最高幹部会であるインナーにも所属しており、のど元過ぎれば熱さ忘れる、といったことにならないように、本件についても汗をかいていく所存です。
 
 そのほか、146万人にも達すると言われているひきこもりの方々。気の毒でなりません。ひきこもり対策を前進させるべく、まずは、ひきこもりのみに着目した基本法のようなものを策定して、この問題に対する注目度を高めて、その上での対策の前進ができればと考えています。ハードルは高い案件ですが、ひきこもり支援振興議員連盟会長代行として、仲間と動きを強めていきたいと思います。
 
 加えて、さいとう健は、街の本屋さんがどんどんなくなっていくことに対して危機感を感じておりまして、自ら議員連盟を立ち上げて活動を強化しております。本屋さんの数が15年で何と4割も減少し、全国の市町村の4分の1以上が一件も本屋さんがないという事態に立ち至っております。さいとう健は、本屋さんと図書館とネットの三者が共存する世界が、日本の文化、あるいは日本人の知的競争力にとって絶対に必要だと確信しており、現状を見て見ぬふりはできません。当初は全く関心のなかった文科省も、議連の活動の活発化に伴って少しずつ前に進むようになってきましたので、さらに、後押ししていきたいと思っています。
 
 最後に、憲法改正です。緊急事態条項は待ったなしです。9条を改正しようと言っているんじゃないんです。いざという時の国会の機能不全を回避しようというだけなのに、どうして反対するのか理解に苦しみます。難しい議論は全て抜きにしてでも、緊急事態条項だけは早急に実現しなくてはならないと強く思っています。衆議院憲法審査会の一員として、この点についても少しでも前進させていきたいと考えています。
 
 このほかにも、多くの課題を感じております。皆様方の後押しをいただきながら一歩でも二歩でも前進させるべく力を尽くしたいと思っています。ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
  
 令和5年11月29日
  前法務大臣
  衆議院議員 齋藤 健



メインメニュー

PRコンテンツ

各種情報