自由民主党 衆議院議員 さいとう健 Official Site

天与の3年 参議院選挙を終えて

 21日の参議院選挙では、皆様のおかげさまをもちまして、自民党と公明党で過半数を制し、衆議院と参議院のねじれが解消されました。

 これから次の参議院選挙までの3年間は、おそらく衆議院の選挙もないでしょうから、国政選挙のない3年間となります。

 つまり、今後の3年間は、ねじれも国政選挙もない、貴重な3年間となります。

 さいとう健は、この3年間でどれだけ日本の課題を前進させることができるかで、日本の将来が決まると思っています。

 ねじれの時代は、ひどかった。自民党も反省すべきことがないとは言いませんが、今の野党は本当にひどかった。

 前国会の会期末に起こった出来事に、さいとう健は、いまだに腹の虫が収まりません。

 野党の主張により、参議院で安倍総理の問責決議の採決が優先されたため、4本の法案が廃案になりましたが、そのうちの1本に「海賊対処法案」がありました。

 この法案は、日本船籍の船に武装した民間警備員を乗せることができるようにするという内容の法案でした。

 現在、主要海運国で、武装した民間警備員を乗せられない国は、日本とギリシャしかありません。最近の海賊は最新兵器を持っておりますので、それに対抗するためには、何としても武装警備員を乗せる必要があるのです。しかし、総理問責を優先する野党の判断により、法案は廃案になってしまいました。

 その結果、日本船籍の船は丸腰の状態で航海を続けることになりました。海賊から見れば、日本の船と日本人の命はねらい目に映るのではないでしょうか。今後、日本船籍の船に万一のことが起こったら一体だれが責任をとるのでしょうか?

 政党と政党の政争は避けられませんが、国民の命、財産をないがしろにしてまで行ってはいけない。野党は、その一線を越えました。あまりマスコミもこの点を報道しないので、一言触れさせていただきました。

 これからの3年間、自民党は大きなものを背負いました。山積みになっている課題を前進させるという、大変な大きな使命を背負いました。謙虚に、しかしスピーディにものごとを前進させていかねばなりません。

 まずは、アベノミクスで経済を成長軌道に乗せ、消費税を軟着陸させて財政再建に一定の道筋をつけ、社会保障改革を前進させていかねばなりません。

 また、震災復興の加速、外交の立て直し、安全保障体制の再構築、原発を総括した上でのエネルギー安定供給の確保などなど。この3年間の間に、どれだけ前進できるかで、日本の将来が決まります。

 ねじれも国政選挙もない3年間というのは、めったにあるものではありません。まさに、「天与の3年」です。

 さいとう健は、この3年間、自らの持てるものを最大限発揮しながら、ベストを尽くす決意をいたしました。皆様のご理解とご支援のお願いする次第であります。

平成25年7月25日
環境大臣政務官
衆議院議員 齋藤 健


2013.07.29|考え方

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