消費税
消費税については、次のような段取りで議論を進めるべきです。
① 消費税だけでなく法人税や相続税などを含めて抜本的な見直しを行い、それぞれ何に使われるかの考え方を明確にする。
② 増税の前に、痛みを伴う歳出削減をここまでやったけどまだこれだけ足りないという姿を具体的に提示する。
③ その上で、一つの増税案を決め打ちするのではなく、2つ3つ選択肢を示して国民的議論の中で最終決定する。
残念ながら、政府が3月にも国会に提出しようとしている消費税増税法案は、%先にありきの議論で、こういう丁寧な段取りにはなっていません。
そもそも、民主党政権のマニフェストでは、予算を組み替えればいくらでも財源は出てくるとしていたわけですので、どうして突然消費税の増税の議論になるのか、さいとう健にはわかりませんし、有権者の皆さんも理解できないのではないでしょうか。
国民生活が第一と言っている政党としては、あまりに議論の進め方が乱暴に過ぎると思います。
平成24年1月1日
衆議院議員 さいとう健
2012.01.01|考え方