臨時国会を終えて
昨日、臨時国会が閉会しました。今国会には本当にいろいろと考えさせられました。
個人的には、党の政務調査会事務局長として、政府の経済対策に対する対案づくり
や、重要法案である財政健全化責任法案の条文書きなどの仕事に加え、当選後二度目
となります予算委員会での質問など大変充実した国会でありましたが、一方で、国会
での議論の劣化に憂いを深くしました。私が、霞ヶ関におりました数年前は、もう少
しまともだったように思います。
民主党政権の政策立案は実に荒っぽく、無責任で、国会答弁も乱暴過ぎて聞くに堪
えないものがありました。同時に、役人時代には堅牢に見えた自民党の方も、内実、
相当虫が食っている状態であることにも、愕然としました。この国難のときに、国会
がこんなレベルで本当にいいのか。自問自答を繰り返す日々でありました。
多くの宿題が来年の通常国会に残され、年が明けると相当の国政の混乱が予想され
ます。大連立の議論も出てくるかもしれません。さいとう健は、大連立には断固反対
であります。なぜなら、大連立では、自民党が新しく生まれ変わるチャンスを失うの
ではないかと思うからです。
いずれにしましても、たとえ、どんなに国政が混迷しようとも、たとえ、野党であ
ろうとも、たとえ、一年生議員であろうとも、さいとう健は、危機にあるこの国の課
題、地元の課題が一歩でも、半歩でも前進するように、正論を引っさげて奮闘してま
いる決意であります。
皆さんのご指導をお願い申し上げます。
平成22年12月4日
衆議院議員 さいとう健
2010.12.04｜考え方
