自由民主党 衆議院議員 さいとう健 Official Site

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今、国会議員が心得ねばならないこと!

 参議院選挙の結果、衆議院と参議院で過半数を占める与野党が逆転する、いわゆるねじれとなりました。
さいとう健は、この結果は、民主党政権が参議院でも過半数をとることによってなんでもやりたい放題になることはこの国にとってよくない、そういう判断が示されたものと受け止めております。
しかしながら、現実には、国政は相当混迷することが予想されます。
衆議院と参議院でいつも結論が異なり、重要法案の審議もままならないような状態が続くことも考えられます。
かつて、自民党が与党のときにも、衆参ねじれの状態になったことがあり、参議院で何でも反対する民主党に苦しめられた経験があります。特に、福田政権の時には、日銀総裁さえ決まらない状況となりました。
ですが、今の日本には、もはや、政党間で足の引っ張り合いをして時間を浪費している余裕はないのです。
景気も日本だけが沈んだまま。財政再建は待ったなし。高齢化が急ピッチで進展し、社会保障制度改革も遅れれば遅れるほど解決策は重苦しいものとなります。さらには、アジア諸国の攻勢の前に立ちすくむ日本の産業・経済の再強化などなど。この国の根幹にかかわる改革課題が目白押しです。
衆参のねじれ状態の中で、政権与党の足を引っ張るのは簡単です。しかし、今や、ねじれの状態だからこそ、党利党略にとらわれるのではなく、いいものはいい、悪いものは悪いと、国会議員が信念に基づいて判断し行動していかねばならないのではないでしょうか。
さいとう健は、今回の本格的な衆参のねじれは、日本の政治が、国会で政策を決めてゆく、真の意味での政治主導を実現するチャンスと捕らえております。なぜならば、衆参のねじれの下では、与党と野党が政策のよしあしを国会で議論していかなければ、何事も決まらないからです。
誤解を恐れずにいえば、これまでは、政府の役人が予算や法案の原案を策定し、与党がよしとしたら、あとは、国会を通すテクニックが問われるというのが、今までの国会のあり方でした。今回の衆参のねじれは、そういう国会の実態を大きく変えるチャンスなんです。
そのためには、野党の見識がより問われることとなります。何でも反対して足を引っ張るのではなくて、日本のためにやらねばならないことはきちんと議論して賛成していく、そして、おかしなことには断固反対してゆく、そういう姿勢を国民の皆様に見ていただくことこそが、自民党が政権に復帰する、遠いようで近い道だと、さいとう健は確信しております。
また、一人ひとりの国会議員も、議員を長く続けることができなくてもいいから、何か真に国家に貢献できる仕事ができればそれでよしという、そういうタイプの政治家が続々と登場してこなければなりません。そういう政治家こそが、政党のしがらみにとらわれずに信念に基づいて行動できるわけですから。少なくとも、私自身は、そういう国会議員であろうと固く決心しております。
この衆参のねじれにどう対応してゆくかが、これからの政治のあり方を決定します。さいとう健は、ねじれの中で、日本の政治が少しでも前進していくように努力していきたいと思っております。

平成22年8月1日 
衆議院議院 さいとう健


2010.08.01|考え方

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