自由民主党 衆議院議員 さいとう健 Official Site

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児童虐待死事件、豚コレラ、統計問題・・・

 この関係のない3つの問題に、さいとう健は共通する根深いものを感じております。
 野田市は、さいとう健の地元であり、勝手知ったる場所でのこのたびの虐待死事件には、衝撃を受けております。
 さいとう健なりに、どうしてこのようなことが起こったか、今後どうしたらいいかを突き詰めたく、所属している自民党の「児童の養護と未来を考える議員連盟」における検討に加わってきました。
 この議連でさいとう健が具体的に主張しましたことは、今存在している要保護児童の中にも、もしかしたら心愛ちゃんのように見逃されているケースがあるかもしれないので、ストックをチェックして欲しいということでありました。
 おかげ様で、この点はのちに政府全体で取り組むことになりました。
 この議連は、2月12日に要望をまとめ、根本厚労大臣に提出いたしました。
 そこには、子ども家庭福祉業務に従事する者の国家資格の創設や、弁護士や医師の常勤配置、子どもに対する体罰等の禁止の法制化など、真剣に議論した結果が網羅されています。
 ですが、さいとう健は、この議論に加わりながら、強く感じたことがあります。
 この件においては、2つの学校、児童相談所、教育委員会、要保護児童対策地域協議会など多くの大人がかかわっております。そのうちの誰か一人でも、この子は危いのではないかと感じ、助けてあげねばと勇気をもって行動していれば助かったのではないかと。誰か一人いれば。
 制度を充実させることも大事ですが、どんなに充実させても、そういう人がいなければ繰り返される。

 豚コレラ。初めて岐阜県で発生が確認されたとき、さいとう健は農水大臣でありましたので、その後、この問題もフォローしてきておりますが、この経緯をみていくと、やはり、勇気をもって判断していれば、拡散を弱めることができたと思われる事実がやはりあるのです。

 統計問題もしかり。10数年にわたり、違法な調査が行われていたわけですが、当然、違法であることを知っていた者が数多くいたことは間違いない。誰か一人、これは直すべきではないかと勇気をもって行動する者がいれば、こんな問題にはならなかった。
 何でしょうか?これらのことは。

 太平洋戦争に突入していったときの歴史を振り返りますと、まさに、同じようなことがあった。
 これらの問題の背後には、私たちが、特に、政治に携わる者が常に肝に銘じておかねばならない非常に重要な教訓が存在しているのです。それは、「ことなかれ主義」がいかに重大な結果をもたらすかということです。
 自分が動かねばならないとなったときには、勇気を持って動く。実践したいと思います。


2019.03.04|考え方

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