学童保育拡充
地元でも、いわゆる学童保育を一生懸命やられている方がおられますが、何よりも、さいとう健本人の2人のこどもが学童保育に大変助けられました。
ところが、学童保育は、もともとボランティアから始まったものですから、地域によって相当の格差があるのが実態です。
そういうこともあり、さいとう健は自民党の「学童保育(放課後児童クラブ)推進議員の会」の代表幹事を務め、これまで厚労省や実施団体などから精力的に話を伺い、このほど、下村政調会長に学童保育拡充の申し入れを行いました。
令和2年7月1日現在、学童保育数は2万6625ヶ所、登録児童数は約131万人と過去最高となり、待機児童数は1万5995人に減少しましたが、未だ地域によって整備が追いついていません。厚労省が把握していないものもあると思われます。
さいとう健は、共働きのご家庭が増え、女性の活躍が益々期待されている中で、いわゆる「小1の壁」によって、折角女性が頑張って来たお仕事を断念しなければならないことをできるだけ少なくしたいと思っています。
まずは「新・放課後子ども総合プラン」に基づいて、今年度末までに約147万人の受け皿を設け、令和5年には152万人とする目標を必ず実現するべく、この点を申し入れました。
学童保育について、保護者の方々に重視している項目を伺ったところ、「安全・安心な環境(66.0%)」、「宿題等の学習環境の整備(59.3%)」という結果となり、また保護者の方々が運営されるため、運営は大変との声も聞かれました。
こうした声を踏まえて、放課後児童支援員の方の処遇を改善するための予算拡充や資格制度の導入、低所得者世帯や複数の児童を預ける世帯への負担軽減措置なども申し入れています。
学童保育は、子ども本人にとって大切な場所であり、時間です。コロナ禍の中で、感染拡大防止に努めながら、子どもたちの遊びと学びの場の確保に頑張って頂いている方々に、最後、心から感謝したいと思います。